過去をいつまでも引きずってしんどい。そんなときすぐにできる方法と考え方

こんにちは。

今回は過去失敗恥ずかしい話、後悔していることなどを何度も思い出しては落ち込んでしまったり、自分を責めてしまう

なんであんなことしたんだろう?あんなこと言わなきゃよかったのに。どうしてあんな風になったんだろう?過去を消したい。

そんなときって誰しもありますよね。

過去は変えられないんだからこの考えをやめたいと思っても、なかなか頭から離れてくれない。どうしたらこのグルグル思考をやめられるんだろう?

そんなときに誰でもすぐに試せる方法があるんです。

これを試すと安心できたり、自信がもてたり、前向きになることができるでしょう。ぜひ、やってみていただけたらと思います。

目次

普段の言葉づかいを意識する

すぐに試せる方法とは、言葉づかいや口ぐせを意識して変えていくことです。

ご自身の普段の言葉づかいを振り返りながら考えてみてくださいね。

「○○したら、○○する」

普段こんな言い方することありませんか?またSNSで悩んでる人の投稿などでよく見かけませんか?

例えば

ダイエットして痩せれば、告白するよ

仕事が落ち着いたら、結婚できると思う

英語を話せるようになったら、海外旅行へ行こう

資格が取れました。だから独立できたんです

私があんなこと言わなければ、娘はまともに育ったのに

「タラ・レバ」や「だから」を使う言い方です。

これは過程やプロセスを大事にしている言い方で

  • 一生懸命やる
  • 努力する
  • 頑張る

これらを大事にしていて、結果までの間を重視しています

この言い方をプロセス重視の言い方といいます。

この言い方をしていると、プロセス(過程)に注目するため、少し結果が出にくくなるんです。

この言い方って「本当に?やるの?」ってなりません?

この「プロセス重視の言い方」がダメだとか悪いということではありません。ただ、過去に意識が向きやすくなって、自分を責めてしまいがちな人は後悔することが多くなってしまうんです。

では、どういう言い方をすればいいのか?お伝えしますね。

「○○のために、○○する」

さっきの例を、こんな風に言いかえることができます。

告白するために、ダイエットするぞ

結婚するために、仕事をなんとかしよう

海外旅行へ行くために、英語を習おう

独立できたのは、資格が取れたからです

私は娘に良くなってほしかったから、あんな風に言ったんです

さっきと印象がガラッと変わったのが分かりますか?

「○○したら、○○」を前後を入れかえて「○○のために、○○する」と言いかえるだけです。

なんかできそうな気がしてきた!

これは結果を出すことを重視している言い方で、目的を見失いにくいです

この言い方を結果重視の言い方といいます。

デメリットもあります。結果を出すためだったり勝つためにルールをやぶることもある。スポーツ界では時々ニュースになりますよね。

それから、途中の大事な場面を省いてしまったり、相手の気持ちを軽視してしまいがちです。

何か目標にしたいことや、何日か先にイベントがあるときなど、その場面に合わせて使い分けるのがいいかもしれませんね。

こちらは「問題回避」と「目的志向」の言葉づかいについて書いた記事です。合わせて読んでいただければと思います。

プロセス重視はストレスを抱えやすい

「○○したら、○○する」「△△したから、△△になった」という言い方のプロセス重視はストレスを抱えやすいんです。

なぜかというと、過去や原因を重視するので過去をいつまでも振り返りがちだから。振り返ってばかりだと、過去をいつまでも後悔することが多くなってしまいますよね。

過去を振り返るのは悪いことではありません。反省して次に活かすことは素晴らしいですよね。しかし、後悔して自分を責めたり相手を責めたりしていたら、いつまでたっても解決しません。

なので過去にばかりこだわってしまうと、大きなストレスになってしまいます。

落ち込んでるときってだいたい何か思い出してモンモンとしてる

できなかったところに目がいく

プロセス重視だと、”できなかったところに注目しがち”という面もあります。

できなかったところに目いくのは、本来は生物として正常なものです。危険な目に遭ったとして、次は危険を回避しようと覚えておくため。命を守るための機能ですね。

ただ、いつもいつもその警戒した状態でいたら疲れるのは当たり前ですよね。なので意識して「できたところを見つける」ことをおすすめします。

そんなの急に言われても難しいよ~~そんなんできてたら悩んでないわ、と言いたくもなりますよね。

落ち込んでるときに「前向きになれ」って言われてるようなもんだわ

頭では分かっても気持ちがついていかない

モヤモヤしてるところに「できたところを見つけなさい」と言われてもなかなか難しいときがあってもおかしくありません。

前向きになる考え方が書いてある本や動画見ても、できない自分を責めてしまう人もいます。

そんなときは「無理やり前に進もうとしない」こと。

そして今の自分の気持ちを吐き出すこと。これがすごく大事です。

誰かに聞いてもらうのも良いし、自分でノートに書くのも良いです。ノートに書くときは、ワーーーっとネガティブな気持ちを書き殴ってもOK。

おすすめは毎日日記を書くことです。こちらにちょっと変わった日記の書き方を紹介してますので良かったら読んでみてくださいね。

前に進むために、今抱えているネガティブな気持ちを吐き出してみる。これも大事なプロセスだと思います。

自分の本当の気持ちに気づいたら、自然と前に進みたくなるかもしれません。

完璧を目指してしまう

プロセス重視の人は、完璧を求める傾向があります。100点満点中100点をとるまで満足できない所があるんです。そうすると99点でも自分にOKが出せません・・・。

すごく頑張って完成度の高いものができても、完璧ではないからOKを出せない。これが仕事や家事や育児などの日常の至るところになると、苦しくなってしまいますよね。

人がほめてくれても自分が自分に厳しいと苦しいよね

時間の流れの違い

今度は、時間の流れで考えてみます。

「○○したら、○○する」というプロセス重視の言い方は「過去から未来」に流れています。

プロセス重視は過去からスタートするので

  • どうしてあんなことしたんだろう?
  • また失敗してしまった・・・
  • あれが良くなかったのかな・・・

こんな風に考えてしまいがちです

時間を区切ることが苦手なので、気持ちを切りかえることも苦手になってしまいます。

反対に「○○するために○○する」という結果重視の言い方は「未来から過去」の流れです。未来のある日のために逆算して今どうするかを考えるんですね。

結果重視は未来から今に向かってスタートします

  • 過去にあまりしばられない
  • 過去は気にしない、終わったことと思える
  • 次のイベントのことを考える

こんな考え方になっていきます

時間を区切ることが上手なので、仕事を仕分けることが得意になります。

大事なのは手段?目的?

良い悪いの話は別として、プロセス重視の人は目的と手段を混同してしまうところがあります。

例えば仕事で「お客様に喜んでもらうために商品を増やす」という場面があるとします。でも、なかなか良い商品が見つからなかったり、良い取引先が見つからなかったり、値段設定がうまくいかなかったりすることもありますよね。

最初は結果(目的)のために始めたことが、いつの間にか「なんとしても良い商品を探すこと」にこだわってしまうようなことがありませんか。

「夫婦仲良くしたい」と思っているはずなのに、過去の腹がたったことを思い出して蒸し返してしまって気まずくなったり。

色々な場面で目的と手段が混ざったり、手段が目的になってしまうことがあると思うんです。

目的や出したい結果を思い出すと、「お客様に喜んでもらうこと」なら「商品を増やすこと」以外の他にできそうなことがあるはずです。

「夫婦仲良くしたい」なら相手を困らせることではなく「○○してくれてありがとう」と感謝したり、相手が好きなケーキを買って帰ったり。

目的を思い出すと他に何ができるか、考えられそうですよね。

頑張ってもなかなかうまくいかない。そんなときは「目的はなんだっけ?」と立ち止まってみてください。

最後に

今回は「過去をいつまでも引きずってしまう」ときの言葉づかいを変える方法をお伝えしました。

プロセス重視と結果重視、それぞれ一長一短があることはもうお分かりですよね。

絶対に結果重視が良い!ということではなく、場面場面で使い分けると便利です。

過去ばっかり気にして落ち込んでしまうときは、「○○のために」と言いかえてみてください。最初は難しくても「あ、プロセス重視の言い方だ」とまずは気づけばOKですよ。

気持ちが楽になっていくので、少しずつやってみませんか。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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