こんにちは。
HSPさん、繊細さん、敏感さんにとって現代は生きづらいものですよね。それは物や情報がとても多すぎるし、見ないようにしても目に入ってしまうから。
だからといって、完全な自然派生活はよっぽど好きじゃないと大変です。
今回はそんな極端な話ではありません。
「日常にしんどさ」を感じる人へ、「今すぐにできること」をお伝えします。
この記事を読んで実践することで「振り回される」感覚が減ったり、心がスーッと楽になってリラックスできると嬉しいです。
自分にとって余計なことをしない
心を楽にする方法を探すと、結果的にやることが増えませんか?
まず何よりもおすすめな方法が「何かを取り入れる」ことよりも「何かをやめる」ことなんです。
私は結果的にやることを増やしてしまって、ストレスがたまりました・・(笑)ヨガ、筋トレ、ウォーキング、無添加食品を探す日々、綿100%の服を探す日々、肌に優しい化粧品を探す日々、ハーブティーやアロマ・・・他にも色々。
検索するのに何時間もかかっていました・・。
「リラックス」「安心して暮らしたい」が目的なのに、なぜか忙しい。夜遅くまで知識系の動画を見たりして寝る時間も遅くなってしまって睡眠不足になる日も。
いったい何やってんだろう?ってなるよね
筋トレ動画を探すのにも時間かかってた(泣)今は「なかやまきんに君」一択にしたよ
今は何か一つを探すのにも、情報やお店、商品が多すぎて時間がかかってしまいます。こだわるほど探してるだけで疲れてしまいますよね。
探すことを楽しめたら良いですが、そうできない人もいます。例えば「早く見つけないと安心できない!」と思っていたとしたら、なかなか楽しめません。
日常はある程度「あえて自動化」する
「脳は省エネ」といわれるように、脳はあまりエネルギーを使いたくないんです。
しかし繊細さんは特に、行動や思考のひとつひとつにエネルギーを多く使ってしまいますよね。
「ぐったり疲れる」のはこの「脳疲労」だといわれています。
だからといって「疲れないようにしよう」「気にしないようにしよう」は耳タコ。繊細さんにとっては外でエネルギーをたくさん消費してしまうのは、なかなかすぐにやめることは難しいことです。
「気にしない」ができないからしんどいんだもんね
ということで、せめて「自分の日常」はある程度ルーティン化することをおすすめします。
よけいなことで脳を忙しくさせないようにするには、必要なことはルーティンを決めてしまって、大切なことに脳のエネルギーをとっておいた方がいいわけです。
【書評】日常行動のルーティン化=脳の省エネで幸福度アップ
職場などの外での対策は、日常に余裕ができてから考えてみてはいかがでしょうか。まずはできるところから取り組むのが良いと私は思います。
日常のルーティン化
ここで具体的な日常のルーティン化をお伝えしますね。参考にできるものはしてみてください。
人によって状況が違うので、あくまで取り組みやすいものを書いています。(1人暮らし、2人暮らし、子育て、介護など一人ひとり様々ですね。)
行動を時間で決めておく
仕事のある日の朝:起きる時間・ご飯を食べる時間・掃除・準備する時間・余裕があれば軽く運動する時間
仕事のある日の夜:着替えやクレンジングの時間・ご飯作る・食べる・片付けの時間・軽い運動やお風呂の時間・ゆっくり時間(本、漫画、映画、テレビ、趣味の時間)・寝る時間
休日:起きる時間・掃除や洗濯の時間・用事を済ませる時間・趣味や遊び、約束の時間・軽い運動する時間・買い物をする時間・食事、お風呂、寝る時間
ざっくりと書いています。自分の生活習慣に時間を書いて、表にしておくと良いですよ。
ここではあえて「7時起床」などと書いていません。人それぞれ自分にしっくりくる時間設定をしてほしいからです。
ポイント
時間は「ざっくり」がおすすめです。30分単位とか、1時間単位とかですね。
5分や10分刻みで入れると、その時間内でできなかったときにストレスになってしまいます。余裕を持って「ちょっと余るだろう」くらいの時間設定がおすすめです。
「20時までにアレしなきゃ!!」ってなると負担になってしまうね
少々過ぎても大丈夫~ゆるめにやろう
日常をルーティン化する目的は「考えるストレス」を減らすこと。日常をルーティン化して脳のエネルギーを節約するイメージです。
あくまで「手段」。細かくしすぎるのはNGです。もしも細かくしすぎてしんどくなってきたら、一度「目的」を思い出してみましょう。
決めておくと楽なもの
個人的にですが、決めておくと考える時間も脳力を使うエネルギーも減って楽なことをお伝えします。参考にしてみてください。
買い物のお店やメーカーを決めておく
- 食料品(スーパー、ドラッグストアなど)
- 衣類や化粧品
- 日用品や消耗品
- 子どもやペットのもの
例えば「洗濯洗剤」ひとつにしても「コレ」と決めておく。
ネットで買えるものは小さなものでもネットを利用してOK。
私は「ハンガー」とか「文房具類」などは「無印良品」。キッチン周りは「ニトリ」か「100均」。決めておくと楽ちんです。
まだ揃えている最中なんですが、私はアトピー肌のため刺激の少ない下着(綿100%)を「グンゼ」でひとまず買ってみようと決めています。これもAmazonや楽天、他のネットショップとかで探すのに時間かかりました・・。
ここで一番言いたいことは、「今日はあっちのお店が安い、あのサイトがポイント高い、いくらまでなら送料無料」と色んなお店を行ったり来たり見たりすることをやめるのも一つの手ということ。
でも、もったいないって思っちゃうよー
余裕があったり、楽しめたりできれば良いんですが、「振り回されてなんか疲れた」という感覚になるときはやめたほうが良いと私は思います。
そのあんばいも、だんだんわかってくるよ!
「判断基準」をつくっていくのも、この先とても大切なことですね。
自分の五感を使って日記に書いてみよう
「余分なことをやめる」「時間を決めておく」←これを実践していくと、ちょっとずつ余裕が生まれるのが分かってきます。
時間とか体力とか心の「ぐったり疲れる」感じがすこーしずつ減っていくんですね。
地味なんだけど確実に感じる感覚で、嬉しくなるよ
そこでおすすめな取り入れる方法が「五感を使う」ことです。
普段、周りに気をつかったり、人にエネルギーを奪われたり、自分のペースで過ごせないと五感を意識しなくなると思うんです。
そこを意識して「自分から五感を感じにいく」というイメージで実践することをおすすめします。普段の生活の中でできますので、難しくないです。
五感を使う場面
五感は視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚。これらを使って「心地良いもの」を探してみましょう。
単純に「好きなもの」で大丈夫です。
私は夜ウォーキングするときに「風」の心地良さをよく感じます。以前は「心地良い」と気づかずに「ただ歩く」という感覚でした。
それから、私はお風呂に浸かるのが大好きなことにプラスしてアロマを入れてます。「癒されよう」って意識するのとしないのとでは、お風呂上がりのサッパリ度がかなり変わってきます。
最近取り入れているのは体調に合わせて飲む「ハーブティー」です。夜のお風呂あがりに飲んでいて、すごく癒されてます。
こちらの「エンハーブ」は「ワイルドクラフト」という自然栽培のハーブを取り入れています。体質に合わせて調合もしてくれるのでおすすめです。
日々の小さな幸せを自分で見つけるんだね!
例えば、料理の見た目や味。好きな音楽やヒーリング系の音。
「自分の好きなもの」をどんどん増やしてみてください。反対に「これ苦手!」となってもOKです。好き嫌いをちゃんと意識すると、自分の判断基準がわかっていきますよ。
好きなものが増えると自分軸が整う
五感を意識していくと、「自分の判断基準」「自分軸」がつくられていきます。
「人に振り回されてしまう」という人にとって何がしんどいのかって「自分軸」が細くてグラグラしているからなんです。
例えば自分の好きな「黒豆茶」を飲んでいた所に「えー?そんなの飲んでるの?」とスタバのドリンク持ってる人にちょっと批判されたとします。(スタバに悪意はありません)(笑)
「自分軸」がグラグラな状態→「確かに黒豆茶って地味よね・・スタバのなんとかラテにしたほうが好かれるのかな・・・」となり無理をしがち。
「自分軸」がしっかりある状態→「スタバのそれ良いね!私は黒豆茶好きなんだ(^^)便秘だし一石二鳥で(笑)」と「私はこれが好き」がブレません。
あなたはあなた、私は私ってことか
「私は私」ができればすごーく楽になっていきますよ。
もちろん相手のことを否定するわけではありません。そこは繊細さんは元々問題なくできているところだと思うので「私はこれが好き」と言ったり、言わなくても心の中で思えたら十分ですよ。
五感を感じたら日記に書いてみよう
今日感じた「心地良いもの」「好きなもの」。反対に「心地悪かったもの」「嫌い、苦手なもの」。
自分の五感で感じたことを、その日の夜、日記に書いてみることをおすすめします。
書き方の例
- 私は今日夜風の冷たさを心地良く感じた
- 僕は今日外食で食べたお肉が最高に美味しかった
ポイントは主語に「私や僕」「私たち」などを入れることです。
ちゃんと「私」が感じたんだよって再認識する感じかな
自分軸を整えることに「主語」は欠かせません。
日本語は主語を省くことができる言語。でも脳は誰のことなのか分からなくなるんです。
こちらではもっと詳しい「ありのまま日記」の書き方を紹介しています。よかったらお役立てください。
日記は長く続けるほど、効果を発揮します。精神的にも安定する効果があります。
ちょっとした損を許そう
HSP・繊細さんのしんどさは、日常に「完璧」を求めてしまうところからきている部分もあります。
特に自分に対して完璧を求める人が多いんです。私もそうです。
こちらの動画では自分への要求を減らす事ことや、ちょっとした損を許すことなどを解説されています。HSPアドバイザーの方ですので安心して見れますよ。
完璧に人に対応しないといけない・きちんと家事をしなくてはいけない・失敗してはいけない・時間をムダにしてはいけない・・・終わりがありません。。
完璧を求めるほどしんどいですよね。きっと、繊細な人はそれも頭では分かっていると思います。
だからこそ、あとは「やめてみるだけ」。
楽天のスーパーセールを見送っても良いんです。ネットで小さなもの1個注文しても配達員さんに申し訳なく思わなくて良いんです。
少々言い間違えても良いし、感情的になってもOK。1日くらい掃除しなくても大丈夫。
ちょっとアレコレ詰め込みすぎてたな・・・自分に厳しすぎたな・・・と自覚できれば、ゆるめてみることを本当におすすめします。
楽になるからこそ、次への活力が湧いてきますからね。
最後に
今回はHSP、繊細さん、敏感さんへ「しんどい」と思う日常でできること、またはやめることをお伝えしました。
職場や学校など、外ではなかなか「気にしない」をするにはハードルが高いです。なのでまずは日常の生活の中で「何かをやめること」。その余白で「五感を使うこと」。
時間や買い物、使うメーカーなどは決めてしまって、物選びにエネルギーを使わないこと。
これも、できる範囲で大丈夫です。ちょっとずつやってみて、合わなければまたそのときに考えればOK、くらいの気楽さでやっていきましょう。
ここまで色々とお伝えしましたが、大切なのはあまり手段にこだわりすぎないことです。「楽になること」「しんどさを減らすこと」という目的が一番大切ですからね。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。
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