自己肯定感が低いと、とても生きづらいです。
「自己肯定感の低さ」を抱えていると、自己肯定感が高い人よりも人生ハードモードなのはもう明確ですよね。
学校、職場、家庭、友人関係、ネット上の関係など、色々な人間関係があります。
つらいのは、その人間関係に影響が出るからです。仲良くしたいと思っていても、気持ちが伝わっていなかったりと、コミュニケーションがうまくいかないんですね。
この記事では自己肯定感が低い人と高い人の違いや、自己肯定感の上げ方をお伝えします。
少しでも楽に生きられるように役立てていただけたら嬉しいです。
自己肯定感は「自分軸」を整えること
最初に自己肯定感の上げ方についてです。
自己肯定感を上げるのって、すごく難しいと思いませんか?
私はもともと自己肯定感が地面スレスレぐらい低いです。それをいくら上げようとしても、自己啓発本を読んでも、内面は変わらないんですよね。
同じような言葉で言うなら「自信をつける」ことでしょうか。「自信がない」ところから「自信がある」状態にするのはなかなかすぐには難しいです。
「自己肯定感高そうにふるまう」ことはできてもね・・・
ここで 自己肯定感が低い=自分軸がブレブレ の状態と考えると分かりやすい。
こんな風に思ったんですね。
自分軸がブレブレな状態
自分軸がブレブレな状態の人の特徴
- 人の顔色をうかがう
- 周りの目線を過剰に気にする
- 自分より人を優先する
- 自分の意見を言えない または自分の意見がない
- 人の言うことが「意見」ではなく「全て」だと受け止める
- 相手が正しくて自分が間違っていると思いがち
- いつもの習慣が決まっていない
- 自分の「好き」が分からない
- 自分の気持ちをおさえこむ
- 「やらされている感」を感じて疲れる
当てはまるものがありましたか?「当てはまるから良くない」ということではありません。安心してくださいね。まずは知ることが大切です。
以前の私は全て当てはまりました。そのときはかなり生きづらかったです。
そして自己肯定感の低さで考えるよりも、「自分軸を整える」という方向で考えた方が具体的な方法を実践しやすいんです。
自分軸の整え方
自分軸の整え方。それは「自分の好き」や「自分が心地良い」と思うものを見つけて、増やすことです。
それだけ?と思うかもしれません。しかし自分軸がブレブレな状態の人にとって、この基礎になる部分ができていないんです。
難しく考えずにただ「好きだな~」「いいな~」と思うことに目を向けてみましょう。
あなたが好きなものは何ですか?
食べ物・飲み物・服・本・漫画・家具・食器・車・動物
色・音・音楽・香り
お風呂につかる・散歩する・寝る・映画を観る・料理をする・ぼーっとする・カラオケで歌うなど色々
できれば「好きなものリスト」として書き出すことをおすすめします。書いて、それを改めて見ることでまた新たな発見もあります。
好きなことが分かれば、ぜひそれをやってみてください。
メンタルが落ち気味のときに「好きなものリスト」を見返して、そのときにできそうなことをしてみるのも良いでしょう。メンタルの回復に役立ちます。
誰かに見せるものじゃなくて「本当に自分が好きなこと」がポイント
周りから見るか自分から見るか
自分軸がブレブレな人にとって大きな特徴があります。それは「視線がどこからどこに向いているのか」です。
自分軸がブレブレな人の多くは「周りから自分に視線が向いている」んです。
周りからどう見られているか。自分が変なことを言っていないか。など「相手からどう見られているか」ということが、ものすごく気になるんです。
「迷惑をかけてはいけない」とか
これを「自分から周りを見る」に変えていくと、自分軸がとても育ちます。
先ほどお伝えした「好きなもの」「心地良いもの」を見つけることが、自分から見ることの練習になります。
「周りの視線を気にしないようにする」ことはいきなりできませんよね。それができないから困るというわけで。
その代わりに自分から好きなものを探す。心地良いことを見つける。これが結果的に、自分が周りを観察することになります。
改めて「自分が好きなものって何だろう?」と自分に問いかけてみて下さい。
自己肯定感の高い人・低い人の違いは?
自己肯定感の高い人と低い人の違いを考えていきます。これは自己肯定感が低いからダメとか、落ち込むために高い人と比べる目的ではないので安心してください。
その違いの差を見ることで、自己肯定感を高めるヒントを得られるためです。
ここでも自己肯定感の高い低いを「自分軸が整っているかいないか」に変えて考えていきましょう。
自分軸が整っている人
- 自分の好き嫌いを自分で分かっている
- 自分の好き嫌いを相手に伝えられる
- 自分の判断基準を持っている
- 相手の意見を「ひとつの意見」として考えられる
- 「正しいか間違っているか」ではなく「心地良いかどうか」で考えられる
- 自分と相手の境界線がある
- 「今ココ」に集中できる
- 考えや行動が主体的
自分軸が整っている人は、このように「自分の判断基準」を持っているんですね。
その判断基準の上で「自分はこうしよう」と行動できます。これが主体的な行動に繋がります。
受け身はストレスを感じやすい
主体的か受け身のどちらがストレスを感じやすいかというと、受け身になります。
受け身でいると、周りの視線を気にしたり、自分のペースでいられないためストレスと感じやすいです。
主体的だと「やらされ感」がないので、壁にぶつかってもどんどん乗り越えていけます。
受け身の方が楽だと思う人もいるでしょう。楽でストレスが少ないなら、それで大丈夫ですよね。
ストレスの多い人は「受け身になっていないかな」と自分を見直してみるのも良いですね。
主体的に発言や行動をすると、責任がついてきます。これもストレスにはなりますが、悪いストレスばかりではありません。
自分の好きなものがたくさん見つかると、周りの目を過剰に気にすることが少なくなっていきます。
そうしたら、言えそうなときに「私はこう思います」と意見を言ってみてはいかがでしょうか。
見える景色が違ってくるはずです。
あまりハードルは上げずに、できそうなことで「自分から」やってみましょう。
自己肯定感が低いのはなぜ?
そもそもどうして自己肯定感が低くなってしまうのか。
それは「育った環境」が大きな要因となります。
自己肯定感が低い・自分軸がブレブレ・生きづらさには「インナーチャイルド」を抱えている人が多いです。
インナーチャイルド(Inner child、略してIC)とは、子ども時代の家庭環境でトラウマになった負の感情(ネガティブ癖)で、当時の考え方や思考パターン、習慣を変えられない状態が大人になっても変わっていない状態を指します。
またインナーチャイルドを直訳すると「内なる子ども」で、その症状が強く出てしまうと、大人としての捉え方や考え方を持つことができなくなります。
インナーチャイルドに共通する10の特徴とは!?セルフチェックで原因と改善方法を導き出してみよう!!
小さなころから「家が安心できない場所」になっている「機能不全家庭」で育ち、大人になっても子どものころに身に付けた考え方や習慣が残っています。
例えば虐待をされて育った人の中には「人は攻撃してくる」と思い込んでしまい、大人になってその環境に居なくても安心できないんですね。(虐待をされた全ての人ではありません。一例です。)
親からの愛を一番ほしいときにもらっていないため、「満たされない感」をずっと抱えることになります。これはとても辛いことですよ。
生きづらさを抱えている人は、まずはインナーチャイルドを抱えているかチェックすることをおすすめします。
そして少しずつで良いので、好きなものや心地良いものを探していきましょう。
最後に
今回は「自己肯定感の低さや高さ」「自分軸の整え方」「自己肯定感が低いのはなぜか」についてお伝えしました。
原因を探すとスッキリ肩の荷がおりる人もいる一方で、トラウマを思い出して余計に落ち込んでしまう場合もあります。
原因探しはほどほどにして、先に好きなもの探しをしてみてください。
好きなものを増やすと、自分軸が育ってかなり楽になっていきます。
自分にできることからやってみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
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