「苦しいのは、自分のことばかり考えているから」かも!その正体と抜け出すヒント

最近なんだか息苦しい、心が重い、孤独を感じる…。

そんなとき、もしかしたら「自分のことばかり考えている状態」に陥っているのかもしれません。

自己中とはまた違うよ

悩みや苦しみの正体は“自分への執着”かもしれないと、考えました。

今回は、そこから抜け出すヒントをお伝えします。

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目次

自分のことばかり考えていると、心は苦しくなる


ふとした瞬間に、胸の奥がざわついたりモヤモヤすることはありませんか?

「なんであの人はあんなことを言ったんだろう」
「私はどう思われているんだろう」
「これからどうなるんだろう」
「このままでいいのかな」

こんなふうに思うとき、たいていは自分のことばかりが頭を占めています。

自分の感情に支配されている状態、とも言えますね。

矢印が自分に向いてる←

自分を見つめすぎると、視野が狭くなる

内省することや、自分を労ったり、自分を大切にすることはとても良いことです。

ただ、注意したいのが、それが“自分だけ”に偏ると、思考はループして、視野がどんどん狭くなっていきます。

どんどん内に向かっていく感じ

たとえばSNSで誰かの投稿を見て、自分と比べて、落ち込んだとき。
「自分は幸せではない」「自分は劣っている」などと感じることがあります。

キラキラしたものを見るとね・・・

このように、矢印が内側に向き続けると、ますます落ち込みます。

そして同時に、「今ここにある豊かさ」に気づけなくなってしまいます。

誰かのやさしさや、温かい言葉。

本来なら受け取れるはずの好意やつながりが、頭の中の“自分への執着”によってスルーされてしまいます。

ダークサイドにおちていく感じ?!

止まらない「グルグル思考」の止め方はこちら↓

ネガティブから守るために、ポジティブまで感じなくなる

人は、傷つきたくないとき、無意識に“感じないように”心を閉じることがあります。

失うことや拒絶されることが怖くて、感情の入り口に鍵をかけてしまうイメージです。

外の世界をシャットダウン

でもその鍵は、ネガティブな感情だけじゃなく、ポジティブなものまで一緒に閉じ込めてしまいます。

  • うれしいのに、素直に喜べない
  • ありがたいのに、なんとなく受け取れない
  • やさしくされても、どこか構えてしまう

そうしているうちに、「感じる力」そのものが鈍ってしまうんです。

本当はもっと安心したい。信じたい。愛したい。

望むものはシンプルなもの。

でもそのポジティブな「もっと」を、自分を守ることに精一杯で、知らない間に手放しているのかもしれません。

ネガティブだけキャンセルできないのか・・・

苦しみから抜け出すヒントは、「他者」にある

もし今、息が詰まりそうな日々を過ごしているなら。

ぜひ一度、誰かのことを思って行動してみてください。

  • 家族の健康を願って料理をつくる
  • 同僚が楽になるように、そっと仕事を手伝う
  • 店員さんに、「ありがとう」と笑顔で伝える

身近な人がいいね

たったそれだけで、閉じていた心が外へ開いていきます。

自分のことばかり考えていた苦しみの渦から、静かに一歩、外に出られる感覚があります。

「あ、こんなことでよかったんだ」
と実感してみてください。

思った以上に世界はシンプルだ

自分を中心にしすぎると、関係は歪む

「自分はどう見られているか」
「自分は満たされているか」
「自分の正しさは守られているか」

こうした“自分基準”だけで人と関わっていると、知らず知らずのうちに関係性がぎこちなくなります。

あなたが気づいていなくても、相手はその「自分だけモード」に小さな違和感を覚えているかもしれません。

そのときは気づけなくても、後々ふりかえればOK!

他者を想うことは、自己犠牲ではない


「他人の気持ちばかり考えていたら、自分が苦しくなる」
「他人の気持ちばかり考えてきたから、苦しい」

「人の気持ちを考えよう」と言うと、こんな主張をしたくなるときがあります。

他者を思って自分が苦しむのは、自己犠牲になってしまいますよね。

でも、ここで言う“他者を想う”は、自己犠牲ではありません。

自分がいて、相手がいる

誰かに尽くせとか、無理して合わせろという話ではなくて、
「自分だけを中心にしない」という、少しの視点の転換なんです。

他者に想像力を向けることで、自分の心のスペースも広がっていく、という発想です。

自己犠牲ではなく、自分の軸は持ちながらも人を思うこと。

これは「自分もOK、相手もOK」というスタンスになります。

この感覚を身に付けると、あなたの中に眠っていたやさしさや安心感が、少しずつ目を覚ましていきます。

他者に対して許せていない部分は、自分に対して許せていない部分らしい

アドラー心理学のヒント


アドラー心理学には、こんな有名な言葉があります。

「すべての悩みは対人関係の悩みである」

そしてもうひとつ、

「人は、他者に貢献していると感じたときに、本当の幸福を感じる」

自分の内側ばかりに意識が向いていると、幸福からは遠ざかってしまいます。

自分を守るために作った壁は、実は同時に豊かさも受け取れなくなるんですね。


他者を思うことで何が得られるのかというと、
誰かとつながっている感覚や、「自分は役に立てた」という実感。

私たちの心を本当の意味で満たすことになります。

一周まわってシンプルだ

最後に


「苦しいのは、自分のことばかり考えているから」
これは、責める言葉ではありません。

むしろ、自分の中に渦巻いている思考や感情に気づき、
そこから少しずつ自由になるための、ヒント。

自分を責めず、でも自分の中に閉じこもらない。

他者を想い、自分を開いていくことで、
あなたの中にある“ほんとうのやさしさ”と“しなやかな強さ”が、
戻ってきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

読んだ方の心が、ほんの少しでも楽になると嬉しいです。

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