「私が生まれてきた意味って何だろう?」「この出来事には、何か特別な意味があるの?」
こんな風に、日常の中で物事に意味を求めてしまうこと、ありませんか?
確かに、出来事には何らかの意味があるかもしれません。ただ、その意味を考えすぎてしまうと、生きづらさが増してしまうこともあります。
この記事では、「出来事に意味をつけすぎない」ことで、繊細さんがもっと楽に生きる方法についてお話しします。
生きづらさの要因は、事実と解釈の混同
私たちは日々の出来事に対して、自分なりの「解釈」をつけています。
でも、その解釈を「事実」と混同してしまうと、人とのすれ違いや、問題が起こりやすくなります。
出来事への意味づけは人それぞれですね。
自分の解釈を他人に押し付けたり、他人の解釈を受け入れられなかったりすると、摩擦が生まれてしまいます。
「なんで?!」から考えが止まらなくなって、ぐるぐる思考になってしまうよね
ぐるぐる思考「どうしてこうなったの?」と考え始めると、答えが出ないまま思考が堂々巡りしてしまいます。
変に疑ったり、相手の言葉の裏を読みすぎたりね
一度思い込むと、なかなかリセットできないんだよなぁ
まずは、「出来事は事実、解釈は自分の考え」と切り分けて考えることが大切です。
考えが止まらない「ぐるぐる思考」を止めたいときは、こちらの記事へ
解釈は事実ではないと理解する
出来事そのものは事実ですが、それに対する意味づけはあくまで「自分の考え」です。
例えば、ミッキーマウスを見て「かわいい!」と思う人もいれば、「ドナルドの方がかわいい」と思う人もいますよね。
この違いは、「解釈」の違いにすぎません。
解釈自体は悪いことではありませんが、それを事実として扱うと、相手との関係にズレが生じてしまいます。
解釈がダメ!ではないよ
解釈をまるで事実みたいに思い込むことがキケン!
自分と他人の境界線を大切にする
「自分がこう思うから、相手もそう思うはず」と無意識に考えてしまうと、期待が外れたときにショックを受けます。
例えば、こんなことはありませんか?
思い込みの期待ハズし
「今日はカレーを作るから、家族も喜ぶだろう」と思っていたら、「パスタが食べたかったのに」と言われた
「プレゼントは今流行りのものが良いはず!」と思って渡したら、微妙な反応だった
相手の反応を想像しすぎる
「既読スルーしているけど、何か怒っているのかな?」と深読みして不安になる
「こう言ったらああ言われるだろ」と予測しすぎて抱え込む
こういった考えは、あくまで「自分の考え」。
思い込みを減らすために、「相手の考えは自分と違うかもしれない」と前提を持つと良いです。
これだけで、気持ちが楽になります。気持ちが楽になると、行動しやすくなりますよ。
相手にとらわれなくなるね
かといって、相手と全くコミュニケーションをとるな、いうわけではありません。
相手との境界線を意識することは、人との関係を作る「スタートライン」です。
自分の考えはこうだけど、あなたはどう思う?
と相談をしたり
ここはこうしたいんだけど、良いかな?
と確認する習慣をつけること。
そうすることで、摩擦が起こりにくくなります。そして、コミュニケーションのストレスが減り、楽になります。
この繰り返しによって、信頼関係を作ることができます。
共通点があったらあったで嬉しい
意味をつけすぎないことで人間関係がスムーズに
「この出来事には○○の意味がある!」と自分の解釈を強く押し出しすぎる人がいますね。
相手からすると、「話しづらい人」と思われることがあります。
「これが良いに決まってる!!間違いないよ!!」とギラついた目で言われると、ちょっと引きませんか?
「そんなことないと思うよ」と言ってももう通じない・・・
ちょっと距離置きたいかも
「私はこう思うけど、あなたはどう?」と柔らかく伝えることで、相手とのコミュニケーションが円滑になります。
相談とか確認の会話自体がコミュニケーションになるよね♫
コミュニケーションをとる上で大切なのは
- 解釈を押し付けないこと
- お互いの違いを尊重する姿勢を持つこと
これを意識することで、心地良い関係が作れます
考えすぎない気にしすぎないを具体的に
「考えすぎない」「気にしすぎない」
このようなアドバイスは、頭では分かっても、具体的な方法が分かりません。
そんなときは、今回お伝えしたことを参考にしてみてください。
出来事に意味を求めすぎず、「事実」と「自分の考え」を切り分けることで、生きづらさはぐっと減ります。
私は繊細さんの長所である「深い考え」を、良い方向に活かしたいと思ってます。
自分も相手も楽に、心地良い人間関係を築いていけると良いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
「解釈のズレに気付けば、問題の9割は解決する」
理論よりも、ワークが多い本!実践的です。
なんかうまくいかない・・・というときに。
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