「人とうまく話せない」
「言葉に気をつかいすぎて疲れる」
「本音を伝えられない」
「相手の言いたいことが分からない」
このような、“コミュニケーションのむずかしさ”を感じたことはありませんか?

日本語むずかしいよ
私たちが人との関係において「しんどい」「伝わらない」「誤解される」と感じるとき・・・。
表面の言葉や態度ではなく、もっと深い「思考のクセ」や「心の境界線のあいまいさ」が関係しているんです。
今回は、心理学的な視点から「コミュニケーションがうまくいかないとき、実は心の中で何が起きているのか?」を一緒に探っていきましょう。
心地良いコミュニケーションを目指して。


「事実」と「解釈」がごちゃまぜになっていませんか?
たとえば、こんな場面。
友達にLINEを送ったのに、数時間たっても返事がない。
既読にはなっている。
「無視されたのかな」「嫌われたかも」「私、なんか言ったかな・・・」
そんなふうに思ってしまう。



何回もチェックしてしまう
ここで、いったんストップ!
これは、本当に「無視された」という“事実”でしょうか?



思い込みなのかー
実際に起きた事実は、
「LINEを送った。まだ返事がない。」
ただそれだけです。
でもそこに、
「返事がない=嫌われた」
という“解釈”を、私たちは自動的にのせてしまう。
この「事実」と「解釈」を混同してしまう思考パターンは、誰にでもあります。
しかし、解釈はあくまで“自分の頭の中”にあるものですよね。
現実の相手の気持ちや意図とは、一致していない可能性が高いのです。
止まらない「グルグル思考」の止め方はこちらの記事を参考にしてください。


「相手の反応=自分のせい」と思っていませんか?
「今日は相手のテンションが低かった。私が何か悪いこと言ったのかも・・・。」
「返信がそっけない。私のせいで機嫌悪くなったのかも。」
こんなふうに、“相手の感情”を“自分の責任”と感じてしまうことはありませんか?
これも、自分と相手の「境界線」があいまいになっているサインです。


本来、相手の感情は相手のもの。
もし、自分の発言がきっかけになったとしても、相手がその感情をどう感じ、どう表現するかは“相手の選択”です。
でも、境界線がうすい人は、
「誰かが不機嫌=自分のせい」
「相手が困ってる=なんとかしなきゃ」
と、自分と他人の“心の責任”をごちゃまぜにしてしまいやすい。
その結果、必要以上に自分を責めたり、相手に合わせすぎて疲れてしまうんです。
「この気持ちは、本当に自分のもの?」と問いかけてみる
「なんだかイライラするけど、理由がわからない」
「誰かと会ったあと、どっと疲れる」
そんなときは、自分の中に“他人の感情”を取り込んでしまっていることがあります。



相手に引きずられる感じ
心理学ではこうした状態を、「共感疲労」とも呼びます。
特に繊細で感受性が強い人は、無意識のうちに相手の気持ちに“入りすぎて”しまい、自分の感情と区別がつかなくなることがあります。



相手のことばっか考えてる
そんなときは、こう自分に問いかけてみてください。
「この感情、本当に自分の気持ち?」
「誰かの感情を、自分のものとして抱えていない?」
問いかけることで、心の境界線を引き直すことができます。
境界線があいまいな人ほど、“いい人”であろうとする
自分と他人の境界線がうすい人の多くは、優しくて、よく気がつく人です。
「空気を読もう」「相手を不快にさせたくない」
そうやって、つい自分の気持ちよりも相手を優先してしまう。
それは、素晴らしいことです。



一長一短よね
でも、そのやさしさがいつの間にか“我慢”に変わり、
“本音を伝えられない関係”になっていくんですね。
その結果、相手に対して小さな不満が積もる。
そして、逆に自分が何を感じているのか分からなくなってしまう。
これは、「いい人でいよう」としているうちに、自分の境界線がどこにあるのか分からなくなってしまった状態です。
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「相手と関係を築くために」まず自分とつながる
コミュニケーションがうまくいかないとき、
「もっと伝え方を工夫しなきゃ」と思いがちですが、
本当に大切なのは“自分とのコミュニケーション”です。
自分と仲良くできる人は、人とも仲良くできます。
・今、私は何を感じている?
・これは私の気持ち?それとも相手の感情を引き受けてる?
・相手の態度を、私なりの解釈でジャッジしてない?
これ、いちいち問いかけることが必要です。
面倒かもしれませんが、身に付くと気持ちが楽になっていきますよ。



相手のことじゃなくて、自分の気持ちに目を向ける
まず、自分の内側を整えること。
それが、安心して人とつながる第一歩です。



自分が整ってれば、相手がどうしようと平気になるのかな
あなたが悪いわけじゃない。ただ、心の習慣があるだけ
人とうまく関われないと感じたとき、
「自分はコミュ力がないから」「性格が悪いのかも」
そんなふうに自分を責めてしまうこともあるかもしれません。
でも、多くの場合は“心の習慣”の問題です。
✔ 事実と解釈を切り分けること
✔ 他人と自分の境界線を意識すること
✔ 自分の感情と丁寧に向き合うこと
この3つを意識していくだけで、人との関わりはぐっと楽になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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