「気楽に生きよう」「ストレスを減らそう」…そんな言葉を見聞きしても、「それができれば悩んでない」と思うことはありませんか?
私はたくさんありました。
特に、繊細な性格の人や生きづらさを感じている人にとって、「気にしなければいい」「考えすぎないように」などのアドバイスは、逆効果になることがあります。
頭では理解できるのに、実際にやるのは難しい。何冊も自己啓発本を読んでも、現実は変わらない。
そんなときにできることを、今回ご紹介します。楽に生きるために、お役立てください。

「人の目を気にしない」というのは無理がある?

そもそもはね。気にしすぎが良くないんよね。
例えば、「人の目を気にしないで生きる」という考え方。
この言葉を聞いたとき、「そりゃ、気にしないで済むなら困ってないよ・・・」と思う繊細さんも多いかと思います。



自己啓発本読んで「そうだよね!」ってなるけど、現実は変わらんのよ
そこでまず大切なのは、「人の目を気にする自分」を否定しないこと。
もともと、人の目を気にするのは悪いことではありません。社会で生きていくうえで、ある程度、周囲を意識することは必要なことです。



人の目を気にするから服を着る
大事なのは、「気にしすぎて苦しくなる状態」をどうやって緩めるか。
そのためには、単に「気にしない」と無理やり思い込むのではなく、「どうすれば人の目を気にしすぎずにいられるか?」と具体的に考えてみる作業が必要です。


頭ではなく体験を通して少しずつ変えていく
思考だけで気持ちを変えようとするのは、実際には難しいです。だからこそ、身体で実感することが大切です。



小さなことを体験・体感することが大事
例えば、「人の目が気になる」場合、次のようなことを試してください。
- まずは「人の目を気にしてしまう自分がいる」と認める
- 小さな場面で「気にしない実験」をしてみる(例えば、カフェで席を選ぶときに「周りの目を意識せず自分が好きな場所に座る」など)
- そのときの自分の感覚を観察してみる
こうした小さな体験を積み重ねていくことで、少しずつ「気にしすぎない感覚」を身につけることができます。



認めたら、やってみる☆これセット
とはいえ、ハードルを上げすぎなくても大丈夫です。
お店などが苦手な場合は無理をせず、家の周りを散歩するだけでもOKです。
散歩しているときに「周りの目」に視点をおくのではなく「自分が見たいもの」「自分が聞きたい音」など「自分から取りに行く」という感覚で見渡してみてください。



自分にできる実体験をやってみよう
たとえ、「やってみよう」と思ったことがその日できなかったとしても、自分を責めることはありません。
「やってみようと思えた」←これも大きなステップです。
「手放さなくてもいい価値観くん」と生きる
「人の目を気にする」という価値観。100%いつもダメな価値観ではありませんね。
時々、足を引っ張る価値観です。
「価値観」とは?
「価値観」とは、「何にどんな価値を見い出すのか」という感じ方や考え方のことです。善悪をはじめ、物事を評価する際の判断基準ともいえるでしょう。これによって、自分が何を重要視するのか、人生のあらゆる場面における優先順位も決まります。



「人の目が気になる」という考えを重視しているのか・・
ここで一つ、ワークをやってみましょう。足を引っ張る価値観を擬人化して、客観的にその価値観を観察してみるワークです。
紙とペンを用意してください。
人の目を気にするちゃん
今回は「人の目を気にする」という価値観です。
その価値観に「ニックネーム」をつける(かわいらしいものがおすすめ)
ここでは「キニシテマス子ちゃん」にします。
キニシテマス子ちゃんの生態観察・実態調査をする
- どんなときにキニシテマス子ちゃんは現れるのか?
- キニシテマス子ちゃんは、どんな風に攻撃してくるのか?
- どんなときはキニシテマス子ちゃんは現れないのか?
- キニシテマス子ちゃんの苦手なことは何?
- キニシテマス子ちゃんと一緒にいても良いと思うときは、どんなとき?
このように、質問をして、答えを紙に書いてください。



あ、悪い子じゃないって思える
私たちは「ダメな価値観」と決めつけて、無意識に抑えつけようとします。
そうすると、その価値観は余計に膨らんでいくんですね。
自分と切り離して、客観的に観察をすることで、役に立っている面にも気づくことができます。
この方法を「問題の外在化」といいます。
どんな価値観でもできるワークです。「自分の問題」と感じる価値観でやってみてください。
例えば、下記のような価値観が一般的に足を引っ張りやすいです。
- バカにされたくない
- 見捨てられたくない
- わかってほしい
- みんな敵だ
- 人と比べてしまう



私はこじらせてたとき、全部あったわ~
受け入れると不思議と気にならなくなる
「気にしないようにしなきゃ」と思うと、それ自体がプレッシャーになってしまうこともあります。
むしろ、「気にすることは悪くない」と考えてみるのも一つの方法ということを、ワークを通してお伝えしました。
たとえば、「人の目を気にする」という価値観があるからこそ、相手の気持ちを思いやることができます。
「手放したほうが楽かもしれないけれど、手放さなくてもいい部分もある」と考えることで、無理に変えようとせず、その価値観は「ここにいていいんだ」と安心してくれます。



自分から切り離してみると、ちょっと気楽になる



その価値観を責める=自分を責めてたんだね
5冊の自己啓発本より1つの体験
「気楽に生きる」とは、何もかも気にしなくなることではなく、「気にすること」とのバランスを取ること。
そのためには、思考だけでなく、実際の行動や体験を通じて「少しずつ緩めていく」ことが大切です。
もちろん、本や動画などで知識を得ることも良いです。大事なのは、その知識を使ってみることもセットだということです。
頭では分かっているのに難しいと感じるときは、「じゃあ、どうしたらできる?」と少しずつ試してみる。
手間暇かかりますが、やったあとのスッキリ感をぜひ感じてみてほしいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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