求めていないアドバイスをしてくる人からは離れよう。ズレたアドバイスは受けとらなくても良い

特にHSPさん、繊細さんは、「アドバイスしてくる人」に、モヤモヤすることが多いです。

仕事など、何か目標のある場では、経験豊富な人から新人へのアドバイスや、指示が必要ですね。目標のために、実際に役に立つからです。

ここで言う「必要のないアドバイス」は、対等な関係である、パートナーや友人、家族関係での話です。

こちらが質問していないのにも関わらず、アドバイスをしてくる。しかも、ズレている。

このような人に困っている人へ、この記事が役に立つと嬉しいです。

目次

アドバイスをしたがる人は聴き下手

アドバイスをすぐにしたがる人を、観察してみましょう。

その人と話すことがストレスになるときは、少し思い出してみてください。

話を聞くときに「してはいけない」こと

これらのことに当てはまっていませんか?

  • 話を最後まで聞かない
  • 「答え」を出したがる
  • 自分を重ねる(すぐに自分の話をする)
  • 思い込みが強い
  • 決めつける
  • 良いか悪いかを決めたがる

いくつか当てはまるかと思います。

これらは「傾聴」するときに「してはいけないこと」と、私は教わっています。

雑談ならここまで気にしなくても良いね

聞いてほしい!ってときは、されると嫌だな

「聞き下手」と言われる人は、相手が嫌がる聞き方をしているんですね。

アドバイスをしたがる人は「上下関係で上に立ちたい」という目的がある

仕事場で、上司と部下の関係では、立場上、上下関係があります。これは、仕事を進めるために、必要な役割があるからですね。学校でも、生徒は先生の指示で動きます。

人間として上か下かではないよ

あくまで「その組織の中では」だね

友人や家族、パートナーの関係は、「横の関係」です。どちらが上か下か、ではありません。

ただ、育った環境などで「人間関係=上下関係」と、思い込んでいる人は多いです。

「親が上」「子どもが下」というような雰囲気の中で育つと、「横の関係」の感覚が身に付きづらいんです。

そうすると、パートナーに対しても「上でいたい」という目的から、ついつい「アドバイスする」という行動に出ます。

わたくしめ

上でいたい人もいれば、下でいたい人もいる

「あなたのためを思って」「良かれと思って」にも注意

「あなたのためを思って」のアドバイスも、上に立ちたいという目的があります。

「私の言うことを聞きなさい」という思いが、隠れているからです。

本当に「あなた」をちゃんと見て、本当に「あなた」の役に立つものならOKです。

ところが、多くの場合は、「あなたのためを思って」と言いながら、きちんと「あなた」を見ていないんです。

親が子どもに「あなたのことを思って・・・」と助言をしたとしましょう。

子どもが「そっか!ありがとう!」と受け取れればOKです。しかし「なんかズレてるんだよ」「全然僕のこと見てない!」と感じれば、「あなた」をちゃんと見た上での助言ではないと言えます。

「あなたのため」と言いながら、「変な親だと思われたくない」というような目的があることも多いです。

「愛情」とは「相手をちゃんと見ること」か・・・

「愛情」「あなたのため」というのは抽象的な表現です。具体的な助言でない限り、ピンときません。具体と抽象のミスコミュニケーションについては、こちらの記事をご覧ください。

アドバイスしたがる人への対策

アドバイスをしたがる人について、お伝えしました。

ここからは「アドバイスをしたがる人」へ、できるだけモヤモヤを減らすための対策をお伝えします。

はじめに「話す目的」を伝える

カップルや夫婦などのパートナーの場合。なかなか距離をとることは、難しいですよね。

パートナーと「コミュニケーションをとりたい」「仲良くしたい」と思っているはずです。

話始めるときに「目的」を伝えることをおすすめします。

例えば

「アドバイスが欲しいのではなくて、ただ聞いてほしい」

「筋トレしながらで良いから、吐き出させて!」

「特にオチはないんだけどね」

「今日の出来事~~!!」(明るく言う)

「何かしらアドバイスがほしい」

「一緒に考えてほしい」

このように、「どうしてほしいのか」を最初に言ってみてください。

「どんなスタンスで聞けばいいのか」分かりやすいね

「こんなんイチイチ言うのメンドクサイ」という方へ。やってたら慣れます。

最初だけちょっと頑張ってみてください。

「アドバイスはなしで。ただ聞いてほしい。」と言っておいて、本当に静かに聞いてくれたら、成功!です。

先に相手の話を聞く

人は「話すとスッキリ」することがありますよね。

その日の出来事や、最近考えていることなど、先に相手の話を聞いてみてください。

あまり話さないパートナーなら、「今日は仕事、大変だった?」と答えやすいように、聞いてみましょう。

話し始めてくれたら、あいづちを打ったり、相手が話しやすいように聞きます。

「えー、大変だったね」と相手に合わせたリアクションをしよう

一通り話してもらった後に、あなたの話を聞いてもらいましょう。

  • 話してスッキリしたから、自然と相手の話を聞ける
  • よく聞いてくれたから、聞いてあげたいと思う
  • 上手な聞き方の手本を参考にできる

先に話を聞くと、このような効果があります。

手に負えない人は、スルーしよう

決めつけや思い込みが強い人のアドバイスほど、モヤモヤしますね。

これ、訂正しても、相手はもう思い込んでいる場合が多いです。

いや、違うって言ってるのになぁ・・・ってなるよ

こうなると、「スルーするしかない」です。

話せば話すほど、ストレスがたまってしまいます。

そして、お付き合いはほどほどにすること。

それよりも、自分が心地良いと思う人と、関わるようにしたいですね。

「やってもないのにアドバイスする」は最悪

自分が何かに挑戦してるとしましょう。アドバイスしてくる人が、その先を行っている人なら、まだ説得力がありますよね。

一番最悪なのは、「全くそのことを知らないのにアドバイスをしてくる」ことです。

私は20代のころに、よく海外旅行へ行っていました。何度かバックパッカーのような、一人旅をしたんです。

それを友人に話したときに、こんなアドバイスをもらいました。

「危ないからやめた方が良いよ」「絶対変な事件に巻き込まれるよ」「一人で飛行機に乗れるの?」です。

その友人は海外へ行ったことはありません。(海外へ行くのが、良い悪いの話ではありません)

海外といっても、色んな国があるし、色んな地域がある。そして、色んな人がいます。その友人は「海外=危険」という思い込みがあったんでしょう。

実際に海外へ行った人は、そんなこと言わないですね

私は「?????」な状態でした。具体的に、どの地域がどう危ないのか?何に気をつけたら良いのか?そう聞き返したかったんですが、やめました。

この時点で、私にとって「かなりズレてるアドバイス」だったので、聞けば聞くほどズレそうだと思ったからです。

それから、私のことや、他の国に興味がないんだろうなと感じたからです。

「やったことがないのにアドバイスをする」というのは、最悪だなと感じました。

問題や悩みを抱えるときの欲求

人は、問題や悩みを抱えるとき、4つの欲求があると言われています。

  • この問題を抱えている私の「気持ち」を分かってほしい
  • この問題に至った私の「考え」を理解してほしい
  • この問題を抱えている私に、思いやりの気持ちを向けてほしい
  • この問題を抱えている私に優しい態度で接してほしい

この4つの欲求を見て分かるように、アドバイスは求めていないんですね。

わかってほしいだけなんだ

寄り添ってほしいだけなんだ

まずは気持ちをしっかり吐き出す

何か悩みや問題があるときは、感情の中に溺れていて、アップアップの状態です。

こんな状態のときに「○○すればいいよ」と言われても、困ります。

そんなの分かってるけど、今はできないんだよ!と言いたくなります。

まずは気持ちを吐き出すこと。その次に、どうするかを考えること。

この順番が大事になってきます。

だからこそ「聞いてくれる人」を大事にしたいよ

聴き上手とは、あたたかい態度で聴くこと

「聴き上手」は、下手なアドバイスをせず、会話を奪わず、あたたかく最後まで話を聴くことだと私は考えます。

どうしてなのかというと、「相手の問題は相手が解決できる」と信じているからです。

反対に「自分の問題は自分で乗り越えられる」ということです。

そのために、気持ちを聞いてもらう。反対に、じっくり聞く。

あたたかい関係でいるためには、「相手の問題か、自分の問題か」分けることが第一なんですね。

ズケズケとアドバイスをすることは、相手の問題に、土足で踏み込んでいる状態です。

その上、言うだけ言って、責任は取りません。

これは、あたたかい態度でしょうか?

付き合う人を選んで、あたたかい関係を築きたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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