「人と比べちゃダメ」ではない!比べ方を変えるだけで楽になること。

誰かと自分を比べて、落ち込んでしまう。
自分の方が劣っていると感じてしまう。

こう思った経験は、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。

特に、自分なんてダメだ~って思うとき

たとえば
「私はあの人みたいにうまくできない」
「SNSを見てると、みんなキラキラして見える」
「僕の方ががんばってるのに、あの人ばかり評価される」

こういった思考がぐるぐるすると、落ち込みますし、モチベーションもすごく下がります。

でも・・・ちょっと立ち止まって考えてみてほしいんです。

あなたが「比べているもの」、
“同じ条件”で比べていますか?

「比べてはいけない!自分は自分、人は人!」と言いますが、
完全に他者を気にしないのは、難しいことだと私は感じるんです。

つい比べちゃうよー

そんなときに、少し楽になる考え方をお伝えします。

この記事を読むことで、少しでも心が軽くなると嬉しいです。

目次

比べて落ち込むのは、「フェーズのズレ」が原因かも


心理学では「社会的比較理論(social comparison theory)」という考え方があります。

これは、人は自分のことを知るために、他人と比べる傾向があるというもの。

比べる対象があるから自分が分かるよね

ということで、誰かを見て「すごいな」と思うのは自然なこと

なのですが、一番言いたいのは、比べる相手の“状況”を見落としてしまいがちなことです。

たとえば

  • 育児や介護で忙しい自分と、独身の友人と比べて落ち込む
  • 起業して半年の自分を、10年目の人と比べて「私はダメだ・・・向いてないのかな」と感じてしまう

こういったケースでは、そもそもの“土俵が違う”んです。

比べてもどうしようもないときあるもんね

だからこそ、何かと比べるときは、
「同じフェーズ」「似たような条件」で見てあげることがポイントです。

そうでないと、正しい比較にならず、必要以上に自分を責めてしまうことになります。

そして、自分を責める材料を、無限に見つけてしまうことになります。

自分を責めるために比べてるフシもある?

過去の自分とも、フェーズをそろえる


私たちは、他人とだけでなく“過去の自分”とも比べがちです。

「前はもっとできたのに」
「昔はこんなに疲れやすくなかった」

武勇伝言いたくなるよーーーー

でも、今のあなたとそのときのあなたは、まったく同じではありません。

年齢、体調、環境、人間関係、心の状態、経験値。

たくさんのことが変わっているのに
「できない自分=だめ」と決めつけてしまう。

変わったのは、あなたのせいではなく、ただ“状況”が違うだけだと考えてみてください。

冷静になると分かるんだけどねー

生きづらさを抱えている状態のとき、こぞって「自分のせい」と思いがちです。

案外、環境が大きな要因であったり、付き合う人によって自分の心の状態は変わります。

これを踏まえて、「自分だけのせいじゃない」ということを
ぜひ知っておいてほしいです。

比べることをやめなくていい。比べ方を変えよう


冒頭でもお伝えしたように、
「比べるのをやめよう」とよく耳にします。

比べない方が気持ちが楽になるのは、頭では分かります。

ただ、人はどうしても、何かと比べて自分を理解しようとする生きものという側面もあります。

手放そうったって、それが難しいからモヤッてるんだよね

比べること自体がダメ、ではないんですね。

だからこそ、
「比べ方を見直す」という視点がとても大切です。

そして、比べる目的はなにか?を考えてみることも良いでしょう。

自分の成長のための、行動のエネルギーになるための比較はOKですよね。

比べてしまうなぁ、と思うとき、こちらの考え方を参考にしてみてください。

  • 条件や状況をそろえて比べてみる
  • 自分の変化を“ほんの少しの進歩”として見る
  • 「できたこと」だけを拾って、自分を見てあげる

人と比べることで、自分のコンプレックスを自分で責めてしまうクセがある人は、意識的に自分の「できたこと」「ほんの少しの進歩」を探していく必要があります

気を抜くと自分責めしてしまうからな

小さな振る舞いの違いを見つける

たとえば、
仕事で同じくらい頑張っているのに、どうして疲れ方が違うんだろう?
私はこんなに疲れているのに、年齢も近いあの人はどうして元気なんだろう?

なんであんなに良い感じなんだ?って思うよ

こんな風に比べてみて、「小さな違い」を注意深く観察してみます。

すると、すこしずつ見えてくるものがあります。

「あの人は、自分ができないことは断ってる。私は断れずに引き受けてる。」
「あの人は、人に媚を売っていない。私は嫌われたくなくて無理して笑ったりしてる。」

こういう、”ちょっとした振る舞いの違い”が見えてきます。

このとき、自分を責める必要はありません。

「あの人」の振る舞いの方が、ストレス溜めなくて良さそうだなと感じたら、

自分に出来る範囲で、やってみることをおすすめします。

少しずつ少しずつ、気持ちが楽になっていきますよ。

もしかしたら、その人もすごく努力してるのかもね

できるだけ「同じ条件」で比べてみること。
なんとなく、伝わりましたか?

おわりに


比べて落ち込むあなたは、弱いわけでもダメなわけでもありません。

ただ、ちょっとだけ「比べ方」がずれていただけかもしれません。

「比べ方を変えてみる」
それだけで、心が少しでも、軽くなりますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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