ストレスってどこからくるの?原因を知ってうまくストレス発散しよう

ストレスゼロの人はどのくらいいるんでしょう?そもそも、そんな人がいるんでしょうか?

ストレスは、生きている以上なくならないものです。

自分が成長するための良いストレスもあります。

ほとんどの方は日々「しんどい方のストレス」を抱えています。

そのストレスは一体どこから生まれるのか。ストレスが生まれる要因を知ることで、「そういうことか~」と分かることがあります。

どうしてストレスが生まれるのかを知って、自分に合う対策を考えていきましょう。

目次

外からの刺激に対する反応

ほとんどのストレスは、内側ではなく外からの刺激を受けたことによる歪みのことをいいます。

ストレスとは、「外部環境からの刺激によって起こる歪みに対する非特異的反応」と定義されています。

「反応」でありますので、一般的なストレスの意味で考えると「ストレスを感じる」という部分にあたると思います。

刺激に対して適応しようとする中で発生するさまざまな反応ということです。

ストレスとストレッサーの扱い方

外からかかる刺激を「ストレッサー」と呼びます。

そのストレッサーを受けると心や体が緊張することを「ストレス反応」と呼びます。

「ストレッサー」と「ストレス反応」をまとめたものが「ストレス」という概念です。

あの人の言い方、ストレスだわー!

細かく言うとこのうさぎさん↑にとって「あの人」・「あの人の言い方」は「ストレッサー」。

そのストレッサーに対してうさぎさんがストレス反応を起こしているんですね。

あの人の言い方?別に気にならないな~

こっちのウサギさんにとって「あの人」はストレッサーになりません。

人によって何がストレッサーになるのか、全然違いますよね。

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人がストレスを感じるときの4パターン

人が感じるストレスには大きく分けて4つパターンがあるといわれています。

ざっくりと「ストレス!!」と受け止めると、大まかすぎて対策を立てにくいんです。

「気にしなきゃいいじゃん」とかいうアドバイスで毎度モヤってる

その対策もざっくりしすぎて刺さらないってことか

この4パターンに分けるだけでも分かってくることがあります。

①比べるとき

比べることは良くないストレスがかかってしまいます。主にこのように比べることです。

  • 自分と誰かを比べること
  • 今の自分と理想の自分と比べること

どちらも良い方に使えば良いストレスとなります。

誰かと比べることは、ライバルとして切磋琢磨すれば良い刺激になりますね。お互いに成長し合える存在です。

今の自分と理想の自分を比べることと、憧れの人や目標にしたい人と比べることは、良いストレスになればバネになって成長できますね。

一方で理想の自分と比べて「できない自分はダメだ」となると、とてもストレスが大きいです。

自分で自分をダメ出ししていると、乗り越えられるストレスも乗り越えられなくなってしまいます。

今日できたことは何ですか?

ダメ出ししそうになったら、いったんストップ!その代わりにできること。

「今日できたこと」を探して自分を励ましましょう。

どんなに小さなことでも良いんです。

よく見聞きする「昨日の自分と比べること」も良いですが、エネルギーが弱っているときは「昨日の自分」は横に置いておきましょう。

とにかく「今日できたこと」を探すことに集中してみましょう。

今日は・・今日という1日を乗り切ったよ

すごい!素晴らしい!よく頑張ったね!!

「起きれた」「掃除ができた」「散歩に行けた」のようなことで良いんです。できたことが見つかったら、日記に書くのもおすすめです。

「ダメ出し」ではなく「ヨイ出し」をする練習になります。

②目標や目的を見失ったとき

何をするにしても「どこに向かっているのか」がとても重要ですよね。

目的を見失ってしまうと視野がせまくなります。そうなると細かいところばかり気になってしまいストレスが大きくなります。

恋愛に例えると

最初は相手のことを「一緒にいて楽しい」「安心できる」と思って付き合い始めたとします。これが「一緒にいる目的」ですね。

だんだん「くつ下脱ぎっぱなしにしてるから嫌!」「お昼まで寝ててストレス!!」と具体的で細かいところばかり目につくようになります。

これは最初の目的を見失って、視野がせまくなるからです。

勉強する目的・働く目的・結婚する目的・家を買う目的・・・目的を見失うと、毎日辛くなってしまいますよね。

こんなに頑張ってるのに!!ってなるときあるよ

なんのために?

目的を見失って、悩んだり迷ったりすることは誰にでもあることです。ただ、どこに向かっているのか分からなくなるとストレスが大きくなってしまうんです。

そうならないためにも、時々自分に問いかけてみてください。

これはなんのためにやってること?と。

何も「世界平和のため」「この国を変えるため」とか、ものすごく立派な理由でなくても良いんです。

「幸せになるため」「穏やかに過ごしたいから」「生活のため」このような目的で十分です。

シンプルに「好きだから」でも良いよね

もし、目的を思い出したところで「本当にそうかな?」と思ったら、軌道修正していきましょう。

③変化するとき

生活や環境が変わるとき、ワクワクしますか?嫌だなと思いますか?

進学や就職・転職、引っ越し、結婚、離婚・・・特に環境が大きく変わるときはストレスがかかりますよね。

あまり変化が好きじゃない人にとっては、しんどいストレスになってしまいます。

変化することがワクワクする人にとっては、良いストレスになりますね。

因果応報の法則

陰陽図

有名な陰陽図というものがあります。この図を見たとき、どんな印象をもちますか?

捉え方は色々ありますよね。

ここでは「得ることと失うこと」について考えていきます。

何かを得ると、何かを失う。反対に何かを失うと、何かを得る。両方のことが同時に起こると考えます。

例えば

友だちとご飯を食べる→楽しい時間を得る・一人の時間を失う

独立をする→安定を失う・自由な働き方を得る

結婚する→二人の時間を得る・独身生活を失う

変化することによって「失う」ほうに注目しすぎると、当然ストレスが大きくなりますね。

お金と時間をムダにした~!と後悔することあるよ

得たものをさがしてみる

「年をとること」は「色々なものを失っていくこと」とよく言われていますね。確かにそうだとも思います。体や脳の色々な機能、人間関係、仕事・・失っていくことを「嫌だな・・」と重く捉えてしまいます。

ただ、それだとやっぱり「ストレス」が大きくなってしまうんです。

ストレスを軽くするために、「失う代わりに得たもの」を探すことをおすすめします。

方法はそのおかげで得たものは何?」と自分に問いかけることです。

ものにはデメリットがあるということは、メリットもあると私は思っています。それを見つけられるか見つけられないかでストレスの受け止め方が大きく変わっくるんですね。

「そんなのないよ!!」という方は、無理やり良かったことにしなくてOKですよ。自然とそのおかげで手に入ったことはなんだろう?と問いかけられるときにやってみてください。

④未完了の気持ちがあるとき

自分の中に「完了していない気持ち」があるとき、ストレスを抱え続けることになってしまいます。

  • 言いたいことを我慢した。言えばよかった。
  • 親の言う通りにしてきた。反抗できなかった。
  • 自分の思いが相手に伝わっていない。
  • ありがとうと言えなかった。
  • どうして関係がこじれたのかが分からない。

多くの「未完了の気持ち」は「言いたいことが言えなかった」「分かってもらえなかった」「相手の気持ちや本心が分からない」このように思うことではないでしょうか。

解決はできなくても、せめて解消したいって思うよ

気持ちにフタをして抱え続けると、時間が経つほどストレスが大きくなることがあります。

https://twitter.com/maemuku_owakare/status/1690753319076040704

気持ちが解消できていないと、楽しみな予定があってもプラスの気持ちになるのは難しいですよね。これは誰でも共感できることではないでしょうか。

誰かに聞いてもらうこと

解決できないことは分かっているから、誰にも言わない。聞く方も困るだろうという方もいますよね。

それでモヤモヤが残らなければOKですが、解消していない気持ちがモヤモヤとして抱えている人はたくさんいます。

そんなときは「人にじっくりと話を聴いてもらうこと」がとてもおすすめです。

そのときは話の腰を折ったり、求めていないアドバイスをしない人を選んでください。最後まで話をじっくり聴いてくれる人は身近にいますか?

私は以前「時薬(ときぐすり)はないけど、人薬(ひとぐすり)はある。」という言葉を聞いて、確かにそうだなと思ったことがあります。

「時が傷を癒す」と言いますよね。でも失ったものがあまりにも大きいと、どれだけ時間が経っても癒さることは難しいと私は思っています。

そんな中、人と関わったり話を静かに聴いてもらうと、少しずつ楽になることがあるんですね。

それこそ解決はしなくても「解消」されて、未完了の気持ちが報われていくような感覚です。

お金を払って、プロに聞いてもらうのも良いでしょう。

ストレスを抱え続けず、小まめに吐き出すことをおすすめします。

吐き出してスッキリできたら、対策考えられそう!

うまくストレスを対処しよう

ストレス自体が悪いものではないことはお分かりいただけましたか?

ストレスを受けないようにしないと!と意気込むことはありません。ストレスを受けることは当たり前のことです。

ストレスにうまく対応できずに抱え続けることが問題なんです。

まずは自分のストレスが上の4パターンでいうとどれなのかを考えてみましょう。

どれなのかが分かれば、どう対応すれば乗り越えられそうか。自分のやり方を見つけていきましょう。

ストレスに対して受け身でいるよりも、「コントロールする」感覚を身に付けるととても楽になっていきます。

ストレスをコントロールすること。それを「マイペース」といっても良いのかもしれません。

最後に

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

ストレス解消した方が良いのは分かっているけどモヤモヤしているという人は、まず「ストレスの種類を分ける」ことをしてみてください。

心が軽くなるヒントになればうれしいです。

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