品性のある人は黙っている?批判をやめてこれからのSNSを優しい世界に

みなさん、SNSはどんな目的で使っているんでしょう?

宣伝、自己表現、仲間づくり、応援や助けを求めるとき、アウトプット、考えをまとめるため、日記感覚・・・色々な目的で使うことができますね。

メリットがたくさんある便利なSNS。拡散力を使って協力をし合える心強いツールです。リアルな生活圏ではなかなかできないことですね。

一方で避けて通れないものが「批判」や「誹謗中傷」です。

なくなることがないのは仕方がないとして、SNSで見られる数が多い投稿ほど批判の数も多く見られます。

投稿によっては「そんなに批判されるほどの投稿なの?」と疑問をもちます。

今後のSNSが優しいものになるように願いを込めて、考えていきたいなと思います。

目次

批判をする人はどんな人か

SNSのコメントの場面で考えていきます。批判のコメントをする人はどんな人でしょうか。

  • マウントをとりたい
  • 本当は自信がない
  • 投稿者を間違っていると指摘したい
  • 思ったことを言っただけ

大まかにこのような人であることが想像できます。それぞれに批判する目的があります。

そんな中で、最近多い傾向があるのは「投稿者を間違っていると指摘したい」かなと私は感じます。

正しいか正しくないかという価値観

「相手が間違っている」と思うということは「自分が正しい」と思っての意見ということです。相手や相手のやり方を否定するので「批判」という形になるんですね。

主に「言ってあげないといけない」という正義感で指摘をする人が多いです。

どうしてかというと、批判コメントをした人に対して「その批判、キツイよ」とコメントしたとしましょう。その人は「間違ってないじゃん」「正しいこと言ったのになんで?」となるからです。

そうだけどさぁ~!!ってなるよ

こうなるのは、その批判する人の人間関係の捉え方が「正しいかどうか」だからと私は考えます。

そんな人に対して、どんな気持ちになるでしょう。

「心地良い関係」作れそうですか?私は無理です(笑)

「まぁ、正しいけどさぁ・・・」と反論できないしモヤモヤします。「心地良さ」って感覚なので論理的に説明しづらいんです。

なので、「正しさ」で批判する人とはそっと距離をおくしかなくなるんですね。

さ・・さよ~なら~・・・

上下関係でみている

人間関係を「正しさ」で捉える人は「上か下か」で考えます。

自分が上になるときもあれば、下になるときもあります。

人を見下したり、過剰に媚びへつらったりしてしまうんですね。そういう態度を表には出さないようにしていても、敏感な人は「なんとなくわかる」でしょう。

職場や、学校の先生などは「役割」があるのでここでいう「上下」とはちょっと例外と思ってください。

役割があるだけで「人としての上下」ではないよね

上下関係で測らない人は横の関係を築く人です。

上でも下でもなく、対等の関係です。周りに年上の人にも年下の人にも同じような態度で接する人がいませんか?

重複しますが、立場や役割がある場合はちょっと別物と考えてください。

横の関係で人間関係を築く人は、もしSNSでコメントするとしたらどんなコメントをするでしょう?

友好的だったり、嫌味にならないくらいの知識をコメントしたり、面白く盛り上げたりしませんか?

では炎上するのが目的とした投稿にはどうでしょう。コメントせず、スルーする人が多いのではないでしょうか。

炎上系の投稿や、批判されたとき「品性のある人は何も言わない」んですね。

炎上系じゃなくても、そもそも興味のないものは見ないよね

上下で関係を作るひとは「スルーできない」性質があります。依存心が強く執着してしまうんです。

「白か黒か」「0か100か」にこだわってしまい、関係を作るどころではありません。

見えたものが全てだと思う

SNSのひとつの投稿は「その人のほんのごく一部」でしかありませんよね。

例えば「離婚したい」と思った日から「実際に離婚に至るまで」という一連の流れを投稿する場合もありますが、それでも「結婚生活や離婚に悩むその人の一面」に過ぎません。

批判をしたがる人はその投稿が「その人の全て」と思い込む人が多いです。

もしかすると文章の書き方や言い回しで誤解があったり、色々と事情があるかもしれません。

一つの投稿でその人の雰囲気はつかめても、見える部分はほんのごく一部です。

きれいで華やかな生活の裏には、ものすごい努力があるのかもしれません。

SNSをするときは視野の広さと余裕をもっていたいものですね。

ダニング・クルーガー効果

「ダニングクルーガー効果」という認知バイアスがあります。

何かというと「能力の低い人が自分の能力を過大評価する」ということです。

この名称は、コーネル大学教授のデイヴィッド・ダニングとジャスティン・クルーガーダニングが由来です。彼らの実験により、学業成績が悪い学生ほど自身の成績が上位であると考えている、反対に優秀な人ほど成績を低く見積もっていることが判明しました。

ダニング=クルーガー効果とは一体何か?概要や影響、対処方法

「ほんの少し学んだだけで全てわかったような振る舞いの人」「職場などで態度が大きいわりに仕事ができない人」などが当てはまります。

この「誤った評価」を他の人に対してもするんですね。

「能ある鷹は爪を隠す」というような人に対して「大したことのないただの鳥」と評価してその人に対して大きな態度をとるイメージです。

人は言葉に出さないだけで、色々なことを抱えているものです。「悩みのない人はいない」という言葉を聞きますよね。

「たった一面を見ただけでその人の全てを知った気になる」ことのないように気をつけたいです。

マナーやルールを守って自由に発言しよう

批判する人のことお伝えしましたが、全てのことを肯定的に捉えなさいと言いたいわけではありません。

批判する気持ちはもっていても良いんです。思うのは自由ですよね。

ただ批判をそのまま相手にぶつけるのはいかがなものかと思うんです。

目の前の人にちょっと腹が立ったくらいで、いきなりケンカを売ったりしないですよね。

日常生活でたいていのことはスルーすると思うんです。

私がこの間、お風呂屋さんに行ったときのことです。脱衣所で、私のロッカーの目の前に荷物を広げて(行商人か!くらい多い荷物)掃除を始めた人がいました。とても丁寧にカゴやボトルを拭いていました。お風呂から出た私は「いつ終わるのかなぁ」とげんなりしました。

しかも素っ裸ですよ・・。

さすがに迷惑だったので「ちょっとよけてもらえますか」と言おうと思いましたが、横からなんとかロッカーを開けることができて、着替えができました。そのまま私は何も言いませんでした。

「言わないことが良い」ということではありませんが、私は色々考えすぎるので注意するのも疲れます。「癒されるためにお風呂屋さんに来た」ということを思い出して、スルーしました。

マナーを守れない人は世の中にたくさんいます。私も無意識に人の迷惑になっていることがあると思います。

そこは「お互い様」の精神で、寛容でありたいなと思います。

ちょっとしたことはスルーできるように、日々楽しくいきたいね

著作権や嘘の情報を流すこと、個人情報などには気をつけて、「自分のやりたいこと」のためのツールとして使っていきましょう。

最後に

SNSは「自分の部屋」のようなものですよね。政治家さんや影響力の強い人は例外として、一般の人はある程度のマナーを守れば、自由に発信しても良いものだと思います。

特に10代~20代の若い人は、これからのSNSを駆使する人たちです。

人を批判せずに「自分のやりたいこと」や「自分の頭の中の整理」のために、気楽に使えるツールになることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次