ミーティングのときに自分の意見を言いたいけど、同僚が率先して話を進めると、発言しづらくなる。
自分の意見が通らないことが続いたとき、間違って伝わったとき、発言した言葉が自分の考えとズレてしまったとき。
そして、モヤモヤした感情が整理できないまま、次々と業務をこなさないといけない。

会社行きたくない・・・
特に、HSPさんや繊細さんは、自分の意見を言うのが苦手だったり、職場の影響を受けやすいことからストレスを感じやすい特性があります。



どうして繊細な人が生きづらい社会になったんだ
今回は、HSPさんや繊細さんが、会社でのストレスを減らす方法をお伝えします。
さらに、職場でのコミュニケーションが円滑になって、自分の意見が尊重される環境を作ることを目指していきたいと思います。


どんなときにストレスを感じるのかを明確にする
悩みがフワフワとしていると、解決策もハッキリできません。
悩みと直面するのはしんどいかもしれませんが、ストレスを減らして、自分らしく働くために、まずはストレスに感じる場面をハッキリさせてみましょう。
ここでは、HSPさんや繊細さんが感じるストレスが多い場面の例でお伝えしますね。
1. 職場でのコミュニケーションの摩擦が起きたとき
同僚や上司、後輩との会話で誤解を生むことが多いと、繊細さんはとても高いストレスを感じます。
特に、自分の意見を言えたのに理解されていないときに、精神的な負担を感じやすいです。



違う!!って言えたら良いんだろうなぁ



考えてるうちに次の話題に行っちゃうんよ


2. プレッシャーが大きすぎるとき
上司からの期待に応えようとするほど、自分を追い込んでしまいがち。
常に緊張感を持って仕事をすることで、ストレスが積み重なっていきます。
「完璧にしないと」「ミスは許されない」
このような言葉を自分にかけて、さらに追い込んでしまう人も。



プレッシャー感じて喜ぶ人がうらやましい
3. 強い孤独感を感じるとき
ストレスを減らすために、意識的に一人でいる時間を作る繊細さんは、周りの人から見ると「近寄りがたい存在」に思われているケースもあります。
そのために、自分の感情や悩みを気軽に言える人が社内にいないと、ため込むばかりで発散がしづらいです。



自分のキャラを出せてないから、周りも扱いづらいのかな



キャラ出せない自分を責めてしまう
4. 自分を表現しづらいと感じるとき
意見を伝えづらい苦手なタイプが多い職場にいる場合など、周りの目を気にして自分の意見を引っ込めてしまいがちに。
ポジティブに「言わない選択」をするのではなく、「我慢」や「自己犠牲」で「言えない」状態が続くと、ストレスが蓄積していきます。



周りの反応を先回りして想像してしまう



スベってもケロっとしてる人のメンタルくれ
5. 繊細さを理解されない苦痛
まず、外向的なタイプや、配慮のないタイプの人には、「繊細さん」「HSP」などという言葉自体が聞き慣れてない人が多いです。
言葉を知ったとしても、理解しようとせずに「腫れ物扱いしろってこと?」などと、強引な考えを押しつけるタイプの人もいますよね。
「そうじゃないんだけど・・・。」と、理解されない辛さから自己否定感やが強まって、会社に居づらさを感じてしまいます。



人に腹が立っても、結局自分責めエンド
ここまで、HSPさんや繊細さんがストレスを大きく感じる場面を挙げてきました。
あなたの場合は、どんなときにストレスを大きく感じますか?
できれば、紙に書き出したり、スマートフォンやパソコンに入力してみることをおすすめします。



見える化!見える化!
言いたいことが言えるようになるための方法
自分の意見を言葉にして、さらに人に伝えると、モヤモヤした気持ちがスーッと消えていきます。
それが日常で身に付いていくと、ストレスがかなり軽減します。
一気に変わるのではなく、少しずつ練習をして、身に付けていきましょう。



心の筋トレだね
1.話す内容が分かっているときは、事前に準備する
ミーティングなど、話す内容や参加するメンバーが事前に分かっている場合、「意見」「質問」を準備してみましょう。
準備したものすべてを言えなくてもOKです。10コの内、2コでもかまいません。
まずは「言えた」という体験をすることが大事です。
そして、「言えた」ことと「相手がどう受け取ったか」は別物として考えましょう。
言えただけで「頑張った!」と、自分をしっかり労ってくださいね。



「できたことリスト」書くのも良いかも
2.講座やセミナーに参加してみる
講座やセミナーのテーマは、何でもOKです。
「繊細さん」がテーマのものや、自分の趣味のもの。
話し方の講座、など、様々なものがあります。
特に、今はオンラインの講座やセミナーは本当にたくさんあります。
料金も、無料のものから数千円するもの。
単発のものや、6回を3ヵ月間するもの。
ざっくばらんに意見交換するもの、知識を学べるもの。
色々な形があります。
講師の方との相性や、他の受講生さんたちの雰囲気など、合う合わないがあります。
いくつか参加してみて、自分に合う先生や講座を続けてみるのもおすすめです。



ZOOMはスマホでもできる
3. 普段の会話から意見を言ってみる
ミーティングや、何人もいる場ではなく、1対1で話すときにも意見を言う練習ができます。
ポイントは、「話しやすい人」から始めることです。
信頼関係を築いていない人に意見を言うと、微妙な反応をされることが多々あります。
反対されることに慣れていれば良いのですが、大きなストレスを抱えているときは、やめておいたほうが良いでしょう。



アンチこわいよ
信頼関係が築けていて、否定せずに聞いてくれる人が1人でもいれば、その人に意見を言ってみましょう。
「私はこう思う」
「あくまで私の意見なんだけどね」
と、「事実」ではなく「個人の意見」と伝わる言葉を付け足すと、やわらかく伝わります。
4. 定期的に一人の時間を作る
繊細さんは、一人の時間を作ることが、とても大事です。
誰かといると、どうしてもその相手のことを考えてしまうからです。
一人になれると、リラックスできたり、先ほどお伝えした「何にストレスを感じるか」を書き出したりと、頭の中を整理できます。
自然の中を散歩したり、映画を観たり、美術館に行ったり、読書の時間を取るのも良いですね。



森とか川とか海とか行きたいよ~
「会社で見せるあなた」は脱いで、本来の「素の自分に戻れる時間」を作ってみてください。
できれば、その時間はSNSや情報収集も控えてください。
とにかく、自分にフォーカスする時間にしましょう。



自分探しの旅じゃなくて自分深堀りをする
少しずつ自分軸を育てること
本来の自分を意識したり、自分の本音や気持ちを紙に書き出したりすることで、「自分ってこうなんだ」と認識できるようになります。
自分に自信がなかったり、自分の嫌いな部分が多いと、短所を認識することに抵抗を感じる人もいます。
でも、自分の長所も短所もちゃんと自覚できると、自然と心が軽くなります。
どうしてかというと、人は「分からない」ことにストレスを感じるからです。
「分からない」が「不安」になり、「不安」が「嫌い・苦手」に変化します。



「嫌い」の発端は「分からない」なんだって
良いも悪いも「分かる」ことで、「安心」になり、「安心」が「好き」に変わっていきます。
自分のことが「分かる」こと。これが「自分軸」です。
自分のことを知り、できそうな人に意見を伝えていく練習をする。
これをしていくことで、少しずつストレスが軽くなっていきます。



自分が分かると、相手のことも理解できるよ
そして、あなたの繊細さを活かした意見や思いは、重宝されるはずです。
少しずつ、でも着実に、自信を積み重ねていきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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