性格を変えなくても、人生は変えられる

「自分の性格、変えたいな」
「こんな性格じゃダメだよな」
「こんな考え方だからうまくいかないんだよ」

そんなふうに、自分の性格を責めてしまったこと、ありませんか?

真面目すぎる、優柔不断、人見知り、ネガティブ・・・
「直したい」と思う性格は、誰の中にもあるものですよね。

なんでこんな風に生まれちゃったんだ!って思うときある

とはいえ、その性格を「変えよう」とか「直そう」とすればするほど、
なぜかうまくいかず、余計に苦しくなることがあります。

そんなときに試してほしいのが、
「性格は変えるものではなく、増やすもの」という発想です。

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「変える」「直す」は、自己否定になりやすい


「こんな性格じゃダメだ」と思うとき、すでに“自分への否定”があります。

たとえば、「内向的な自分を直したい」と思っても、
それは「今の自分はダメ」という前提がある。

ダメなもんはダメだって思ってしまう

こういう理由で、うまくいかないとどんどん自己否定が深まっていくんですね。

性格というのは、長年かけて身につけた“生きる術”でもあります。

あなたが頑張ってきた証でもありますね。

それを無理に変えようとすると、自分の土台がぐらついてしまうんです。

新しい「性格」を“増やす”という考え方


そこでおすすめしたいのが、性格を「増やす」という考え方です。

どういうこと?性格って増やせるの?
そう思うかもしれません。

増やしたら混乱しないかな?!

実は難しいことではないので、焦らずに読んでみてくださいね。

「私は内向的だけど、ちょっとだけ外向的なモードも持てるようになる」
「優柔不断だけど、決めるときはすぱっと決められる自分も育ててみる」
「いつも人に気を遣うけど、自分の意見を言うバージョンの自分も選べるようになる」

こんなふうに、“今の性格を否定せずに”、
そこに「もう一つの性格のモード」を足していくイメージ。

真逆でもいいのかな

まるで“洋服を増やす”みたいに想像してもいいですね。

TPOに合わせて性格の服を選べたら、生き方の幅が広がります。

似たようなタイプの人を観察してみるのもおすすめです。

「増やす」なら、やさしく始められる


「直す」や「変える」は、自分と闘うような感じがしますが、
「増やす」なら、自分を否定せずに、やさしく進めることができます。

たとえば

  • いつもは我慢しがちな自分に、「今日はちょっとだけ本音を言ってみようかな」を加えてみる。
  • 人見知りの自分に、「挨拶だけしてみようかな」の勇気をそっと添えてみる。
  • ネガティブに考えがちな自分に、「もしかして、うまくいくかも」という小さな光を加えてみる。

そんなふうに、少しずつ“自分の中にある可能性”を増やしていくんです。

真逆バージョンより、ちょっとずつ広げる方ができそう

自分の性格や価値観を「手放さなきゃ!」と思っている方はこちらの記事を読んでみて下さい。

モードとして切り替える感覚


「性格を増やす」とは、別の言い方をすれば、
“性格のモードを切り替えるスイッチ”を増やすということ。

たとえば、普段は控えめな人が、
「今日はちょっとリーダーっぽく振る舞ってみよう」と決める。

それだけで、普段の性格とは違う“別の性格”が発動します。

車に乗ったら人格変わるとか?

それはいいのか?


本来、人は誰でも多面性を持っています。
「優しいけど、時に冷静」「穏やかだけど、芯がある」など、
いろんな顔を内に秘めていますよね。

実は、その隠れていたモードを、少しずつ引き出していけばいい。

ここぞってときだけ熱くなる人カッコいー!!

場面によって、無意識に「ベースの性格」とは別の性格を使っていることも大いにあります。

とにかく、「変えなきゃ」ではなく、「選べる自分を増やそう」という視点で考えてみませんか?

さいごに 

性格は、変えるものでも直すものでもなく、
「選択肢を育てていくもの」と捉えても良いですね。

私たちはつい、「これが私だから」と性格を固定しがちですが、
それは「家」「職場」「友だちの前」など、固定された環境の中だからかもしれません。

一番大切なのは、「今の自分もOK」と認めながら、
新しい性格のモードを“増やして”いくこと。

「私は○○な人間だ」ではなく、
「○○な面もあるし、△△な自分もいる」という柔軟さを持てたら、
もっと自然体で、もっと軽やかに生きられるかもしれません。

「直す」よりも「増やす」。

無理なく、今持っている性格から、少しずつ増やしていく。

まずは自分がどんな性格かを書き出してみるところから、やってみませんか?

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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